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見守るという事

 

この数日で気温も一気に下がり出し、夜は寒いこの頃

 

猫達の保護活動を再開して8年目になるだろうか・・・

 

お向かいのホームに2匹の猫が暖かく見守られながら、おじいちゃん、おばあちゃん達に

世話をしてもらっている姿を見て心和んだものであった。

 

実は保護猫の活動は20年ほど前に一度終えた経緯があり、住居の移転を機に行ってい

なかった。

 

当時は「保護」など言う概念では無く増えすぎた猫達を少しでも不幸にしない為、の行動

であった。

 

今の様にどこでも罠が売っているわけでもなく、去勢にもかなり費用が掛かる。

 

実母と、隣に住む女性と私で金銭調達や病院通いを数年間絶え間なく行った。

 

その甲斐もあり3年目位から目で見てわかるくらいに減頭し、頭数も半分以下になった。

 

都内の繁華街に住んでいたことも有り、3年間で3人で去勢をしたのは100匹所の数では

無かっただろう。

 

今の様に助成金も無ければボランティアと言う人員も存在しない。

 

実母は隣のお姉さんに良く夕飯のおかずをおすそ分けしていたのを思い出す。

 

今考えると、隣のお姉さんも相当な金銭的負担をしていたのだと思う・・・

 

猫は「癒し」でもあり、人によっては「邪魔」な存在でも有るようだ。

 

この関係が人により違う事で良くトラブルが起こる。

 

癒しと取る人間は、餌を与え、撫で可愛がり、子猫が増える事が一種の幸せと感じ取る。

 

一方、邪魔と感じる人間は、鳴き声がうるさい、糞尿が臭い、ごみを荒らす、等の苦言を

呈す。

 

私たちは「邪魔」と感じる人間がとるある行動に衝撃を受け去勢を始めた。

 

まだ「動物虐待」などと声を上げ訴える人など居なかった時期である。

 

「邪魔」であれば「そこから」居なくなれば良いと水を掛け、ボールを当て、罠を掛け

リンチに等しい激しい暴行を加える輩が多かった。

 

ただ、反対側から見てみれば「癒し」の為に猫達に餌付けをし頭数が増え、事故や病気で

治療が必要な猫達が居るのにそれは自然の摂理、とそこだけ「見て見ぬふり」をしている

人間の方がよっぽど迷惑だと思うだろう。

 

現在でも問いただされている事でもあるが、地域住民がきちんと話し合い虐待や不幸な

猫達を増やさないという行動を起こさなければ何も改善しはしないだろう・・・

 

訳があり私たちはいま生活をしている「この場所」でしか保護活動をしていない。

 

少しだけ離れた所では、今も飢餓や病気で助けを求めている猫達もたくさんいるに違い無い・・・

 

現在、数か所から保護の相談を頂いている。

 

もちろん、出来る限りの対応はしてきているが、地域が離れるとそこの地域の事情が判らず

把握してから保護を行わないとトラブルになりかねない。

 

実際に、その相談者に近隣の住民に「猫達を保護したい」と言う事の確認を依頼した。

 

「この猫達は地域で可愛がられている猫なので、居なくなったら困る」と言う返答が返って

来たそうだ。

 

まさしく私が一番危惧している状況である。

 

餌は居れば与えているし、癒しが無くなると困る、としか聞こえない状況であった。

 

それならば・・・

 

一歩踏み込んで「必ず去勢をする事、そして毎日必ず餌を与える事、病気で苦しんでいたら

少しでも楽にしてあげる様に努力する事」を伝えてもらった。

 

近隣の住民は口をそろえて「いや、私の飼っている猫ではないし、可哀そうだから餌を与え

ているだけだから・・・」

 

と言う、猫反対派が訴えて来る一番嫌いな返答であった。

 

近隣の同様の場所も事情は近かった・・・

 

その多くの人間は餌を与える事が「保護」だと・・・

 

保護側がこの様な考え方や行動では「反対派」を説得や理解してもらうことはかなり厳しい

だろう・・・

 

いま、またある種の壁にぶつかっている・・・

 

これから増々寒さが増してくる、小さな命に待った無し

 

しかし、私達だけでは限界もあるのは事実・・・

 

何としてでも「そんな人たちの意識」を変えていきたい・・・

 

「保護」が餌やりだけの行動で終わらない事を切に願い、出来る限りこれからも対処して

いきたいと思うのである。

 

 

 

そんな状況でも、良い事もたくさん。

 

離れた地域の猫だった「クロにゃん」

 

罠に掛けられ、去勢され、怖い思いをしても今も餌場に通ってくる。

 

出来れば「人間は怖くないよ」と伝えてあげたい、と、かーさん

 

呼べば足元まで来るまでに慣れてきたクロにゃん

 

先日、普通に頭を撫でられる様になり可愛さ急上昇。

 

 

 

 

で、何と、今度はブラッシング出来るまでに懐いてくれた

 

 

すると、かーさんが涙目で・・・

 

「この子、こんなにガリガリでびっく・・・」と。

 

触って初めて判ったこの子の過酷な生活状況・・・

 

「この子だけが例外ではないよね・・・」と、かーさん

 

丁寧にブラッシングして、ノミ・ダニ除去の薬を塗布し、栄養剤を与え

声を掛けてあげていた

 

「ちゃんとご飯食べに毎日来るんだよ」と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| にゃん | 10:38 | comments(0) | trackbacks(0)
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